住まいの文化賞Housing Culture Award
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第12回住まいの文化賞(平成11年度)
掛川市内の旧家を、区画整理で移転することになり重くて崩れ易い土蔵を30m曳家し、蔵として保存した。そして、新しい家は旧家の木材や銘木を出来るだけ生かし、またご自身の職業である掛川地場産の葛が内装の随所に使われていて施主の愛情がよく感じられて心和む。門をつくらず、蔵を奥に配し、居間の大きなガラス面が、…
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第11回住まいの文化賞(平成10年度)
玄関を入ると土間がかぎの手に奥まで続き、それに合わせて奥まで伸びた上り框はあたかも縁先のように小庭に面している。この空間がきわめて特徴的なこの住まいは、訪れる客をもてなす装置としてユニークであると同時に、家人の趣味の陶芸の作品を展示するギャラリーとしても機能するようにはかられている(楽市空間) 。お…
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第10回住まいの文化賞(平成9年度)
所々になまこ壁を残す市街地に建つ典型的な町家の建て替え計画で、周囲の家並みとの調和を意識した外観の中に、RCと木造の混構造の特性を十分に生かしたコートハウス形式により、町家としては考えられないほどの明る<、風通しのよい、ドラマチックな空間を実現させたものです。建て主から提出された膨大な要望にもとづい…
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第9回住まいの文化賞(平成8年度)
山裾の不整形な敷地に合わせた、特異な形態の住宅で、木造ながら曲面と複雑な立体構成をよくまとめ、施工したものです。内部には広々とした楽しい空間が展開しますが、そのボリュームを感じさせないつつましやかな外観です。この伸びやかに展開する空間に加えて、リビングダイニングの可変テーブルや、回覧板で町内にお知ら…
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第8回住まいの文化賞(平成7年度)
外観はふつうの木造2階建ての戸建専用住宅ですが、頚椎損傷による障害のある建築主が自立して暮らせるようにという明確な目標のもとにつくられています。建築主は先行例となるお宅に泊まりがけで訪れ、県の住宅相談にも何度か足を運び、計画に当たっては納得がいくまで追求をあきらめずに研究しました。また設計者も施工者…
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第7回住まいの文化賞(平成6年度)
木造、一部補強コンクリートブロック造の2階建てで、敷地内に建てられた平屋建ての設計事務所と浴室・便所・洗面所以外は地元の杉を無塗装でふんだんに使い、開放的な内部空間を構成していますが、ソーラーシステムの採用により、温かな内部環境を実現しています。そのための建具の構成やディテールなど、工夫の跡が随所に…
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第6回住まいの文化賞(平成5年度)
車椅子での生活ができるよう設計された、二人暮らしの老夫婦のための高齢者仕様の木造住宅です。台所を中心に居間から寝室、サニタリ一部分へと巡回できる動線を実現している合理的なプラン、コンパクトな空間構成をカバーして空間の視覚的な広がりとつながりを確保するための素通しのガラスの使用などの工夫による快適な住…
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第5回住まいの文化賞(平成4年度)
今年度の募集テーマの一つ、「高齢者の身体機能に配慮した住宅」に該当し、特に在宅介護住宅の典型とも言える内容が高く評価されました。要介護老人の居場所を中心にし、その周りに必要な施設・空間を合理的に配した平面計画と、介護しやすいディテールの浴室、便所に加え、リフト、配慮された冷暖房の設備など、これだけ手…