住まいの文化賞Housing Culture Award

  • 第18回住まいの文化賞(平成17年度)

    かつて建築家によって提案された徹底的平等家族住宅と名付けられたプランがあった。家族一人一人が個室をもち、それぞれ個室から直接外部に出入りするようになっている。平野邸はちょっとそれに似ているが、それを応用したわけではない。家族一人一人が自立しながら互いの関係を良好に保つための住宅とは、と問いながら、建…

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  • 第17回住まいの文化賞(平成16年度)

    建て主はアレルギーで化学物質にも敏感な家族にとって、より良い環境を求め、この地に家を建てた。病院などが奨める住宅は、機械的な空気調整で外部から切り離したシェルターのような無菌室。しかし職人へのヒヤリングの結果到達したのは何も特別の装置でも工法でもなく、つい何十年か前まで至極当たり前にとられていた材料…

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  • 第16回住まいの文化賞(平成15年度)

    古い農家を建て直したもので、平家建て、深い軒に被われた縁先、来客を招じ入れる装置としての玄関の間など、日本の伝統的な家屋が持っていた良さをふんだんに取り入れた木造住宅である。そしてそれらが地元の職人の確かな手によってしっかりと造り上げられている。敷地の前を流れる川を意識して整えられた外観は伝統的な町…

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  • 第15回住まいの文化賞(平成14年度)

    旧東海道沿いに建つ80年を経た古い町家を、街道沿いの母屋部分を後退させ、改修し、奥に続くおかって部分と離れを増改築したものである。増改築も、元の町家の空間構成をよく残したため、全体として古い町家の形態が温存された造りとなっている。特に改築前と同じ土間に作られた、中庭に面したおかっては、家族が集い食事…

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  • 第14回住まいの文化賞(平成13年度)

    建て主は自ら住まいの設計を託す設計者の選択に、まず、相当のエネルギーを費やした。そして2年の歳月を設計にかけ、その記録は建て主によって驚くほど克明に記された。その記録は、当然のことながら建築期間中の打合せにまで及んだ。まずそこに現れた建て主の熱意と、それに応えた設計者の誠意に驚かされる。そうまでして…

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  • 第13回住まいの文化賞(平成12年度)

    建築主は家づくりを思い立ってから3年の歳月をかけ、色々な住まいを見学しながら自分たちの暮らしと生活空間に対する思いを練り上げ、その思いは設計者に良く伝えられたと同時にまた、設計者は1年かけてスケッチを重ねることにより、それによく応えたことが、現地を見る者の目に心地よく写った。その結果、建築主は恵まれ…

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  • 第12回住まいの文化賞(平成11年度)

    掛川市内の旧家を、区画整理で移転することになり重くて崩れ易い土蔵を30m曳家し、蔵として保存した。そして、新しい家は旧家の木材や銘木を出来るだけ生かし、またご自身の職業である掛川地場産の葛が内装の随所に使われていて施主の愛情がよく感じられて心和む。門をつくらず、蔵を奥に配し、居間の大きなガラス面が、…

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  • 第11回住まいの文化賞(平成10年度)

    玄関を入ると土間がかぎの手に奥まで続き、それに合わせて奥まで伸びた上り框はあたかも縁先のように小庭に面している。この空間がきわめて特徴的なこの住まいは、訪れる客をもてなす装置としてユニークであると同時に、家人の趣味の陶芸の作品を展示するギャラリーとしても機能するようにはかられている(楽市空間) 。お…

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